So-net無料ブログ作成
検索選択

senseware2/2 [ART]

9/27に行われた隈研吾×原研哉 の覚書

隈さんのトークショーを見るために、30分前に会場に入ったのだけれど、既に席は埋まっていて、席の周りにも待っている人がいて、改めて隈さんの注目度の高さがうかがえる。

始めは最近の仕事をさくさくと紹介していく隈さん。

パビリオン(茶室)にも色々な種類があって、ゴアテックス、プラスチックダンボール、形状記憶素材などをつかっているようです。

これらはもうすぐギャラリー間で紹介される予定
http://www.toto.co.jp/gallerma/ex091015/index.htm

隈さんも昨日の青木さんと同じく最初のアイデアから幾つもの形を変えて今回の光ファイバーの入ったコンクリートになりました。

始めは借景を作ろうとしたり、照明を作ろうとしたようですが、原さんのチェックが入って今の形になったそうです。隈さん曰く普通の展覧会だと、予算の範囲内であれば特に口は出されないそうですが、原さんがディレクションされている場合だと、原さんが納得のいかないものは、再考をお願いしているそうで、それが他の展覧会に無いクオリティーを出しているとの事でした。

その後、話は隈さんの軽さについて。
軽さというのは世界各地を飛び回っているという意味でのフットワークだったり、
一つの素材にこだわるのではなく、(暗にA氏のことを揶揄していましたが)様々な素材を使っていくことで、自分が変わっていく、しかし、安っぽいものにはならない。
目に留まった素材は使ってみる。(今回の展覧会で他の作品にも興味を示し、その中でいくつかのものを既に入手済みだとのこと)

そして、今後のsensewareについて。
これは昨日の青木さんのときと同じ内容に近いものでしたが、やはり、プロジェクトとして動かしていくことは賛同しているようです。

原さんと隈さんはとても仲がよさそうで、色々話が脱線してしまった部分もありますが、二人のお話は聞いていて楽しいものでした。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

展覧会2008 [ART]

今年お金を払って行った展覧会を書き出してみるとこんな感じ(順不同)

ネオ・トロピカリア
君の体を変換してみよ展
GEISAI#11
Nicolai Bergmann 10 anniversary event
ミレイ展
フェルメール展
大琳派展
ボストン美術館展
Picasso展
線の巨匠達
Second Nature
アーツアンドクラフツ
最後のマンガ展
横浜トリエンナーレ
カルロ・ザウリ展
村野藤吾展
アネット・メサジェ

この中で特に印象的だったもの

最後のマンガ展・・・ 漫画の一話ではなく一つの作品になっていた。

Nicolai Bergmann・・・ あの展覧会で始めて知ったのだけれど、花の緑がこれほどまで美しいと思えたことはなかった。

ボストン美術館展・・・ 浮世絵を生で見たのは多分初めて。よくみると、妙にリアルなところがあって面白い。特に東洲斎写楽と葛飾北斎の作品が印象に残っている。

Second Nature・・・ 吉岡氏の作品はやはりスケールが桁違いだけれど、何気なく置かれているRoss Lovegroveの作品にも魅かれるものがあった。
君の体を変換してみよ展・・・子供が楽しめる展覧会としては一番だと思う。もちろん大人も楽しいのだけれど。

GEISAI#11・・・ digmeoutのenaさん目当てで行ったのだけれど、色々な表現の仕方があって面白かった。
来年3月に行われる#12に向けての制作を進めております。

アネット・メサジェ・・・本物だったらグロいけれど、ぬいぐるみだから許される。でもやっぱりグロい。
ちょうどぎりぎりのところ。


あまり良くなかったという点で印象に残っているもの
横浜トリエンナーレ・・・ これは、「タイム・クレバス」というテーマとしてみるといいかもしれないけれど、今の時代に果たして即しているのか?といわれるといささか疑問が残る。
隣で行われていたBankArtのほうが好きでした。

その他
お金を払わないで見に行った展示で印象に残っているのは 成山画廊の松井冬子作品と
Tokyo designers weekの時に展示してあった 森本千絵ディレクションの彫刻と、スパイラルに展示してあった永岡大輔の作品と青山の虎屋で行われていた絵画展で見た狩野探幽の作品。

松井冬子については前にも書いているのでここでは省略。
森本さんは本職はアートディレクターだけれど、やはりこの方の作品はあったかい。他にも彫刻を作っている人はいたけれど、(佐藤可士和さんも)他の人が石を素材としか見ていないのに対して、森本さんは石の中に元々埋まっていたのを掘り出した感じがする。タイトルはMotherで、石の表面のざらざらとした感じと、包み込むような感じが森本さんらしいというか。
森本Mother.JPG

ちなみに、1/26のTopRunnerに出演されるということなので、興味のある方はご覧ください。
http://www.nhk.or.jp/tr/lineup.html

そういえば、TCC2008年鑑のディレクションを担当したのが森本さんで、その中に箭内道彦さんとしょこたんの対談が組まれていて、最初に「(森本さんが企画した)バスの企画は一部の人しか恩恵を受けないから良くない」という否定から入っていたのが印象的だったのだけれど、その内容についてTopRunnerで放送されるかが気になるところ。

永岡大輔さん
http://www.artdiv-hpf.com/tokyo/2008/05/013daisuke_nagaoka.html
については、あの時にはじめてみたのだけれど、スパイラルに幾つも展示してあった作品の中でも彼の作品は、他とは違う何かがあった。元々作品としては鉛筆とインクで書いていて、見た目は地味だけれど、それでも色々と考えさせられる。絵のタイトルをつけるのは好まないらしく、絵に描かれているモノを矢印などで表示しているのだけれど、作者は作品を呼ぶときはどうしているのかが気になったので、近くにオーナーらしき人がいたので彼の作品について色々と説明を受けたり、質問したり。 その後今月の上旬にBunkamuraにて行われたライブペインティングで永岡氏を見て、やはり独特な雰囲気があるなぁという印象でした。

狩野探幽は言わずと知れた天才ですが、肩の力を抜いてさらっと書いていて尚且つ完成度が高いから、困る。狩野探幽がメインの展覧会ではなかったにもかかわらず、その作品の印象が強く残っているのは、やはり元々作品に力があるからなのでしょうね。
タグ:美術館
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

アーツ・アンド・クラフツ展@汐留ミュージアム [ART]

少し前に行って来ました。
http://panasonic-denko.co.jp/corp/museum/exhibition/08/081108/index.html

汐留ミュージアムは汐留にあるパナソニックビルの中に入っているむミュージアムです。これの前は村野藤吾展が行われていました。

アーツ・アンド・クラフツ運動は産業革命後に生まれた運動で、大量生産の結果、簡単に物が手に入るようになった反面、粗悪なものが市場に出回ったことに危機感を抱いたウィリアム・モリスが中心となって、手間がかかっても、よいものを作っていこうという運動のことです。

この運動を知ったのは、インテリア勉強をしているなかで出てきたものだったのだけれど、
今もちょうど、大量消費から地球のことを考えたエコに向かっているので、
このような運動に共感を覚える人も多いのではないでしょうか?
(だだ、なんでもエコエコっていっているわりには、地球全体のことで考えると疑問が出てくるわけですが、
それはここでは追求しないことにする)

モリスの作品で有名なのは、植物をかたどった柄のもので、シンメトリーのものが多い。
また、染料に関しても、人工的なものを使わずに、天然のものを使うことを徹底して取り組んでおこなっていたそうです。

その結果、100年近くたった今でも、モリスのデザインイギリス人の中で人気が高いのだそうです。
(会場の隣で流れているビデオの情報)

モリスの作品だけではなく、アーツ・アンド・クラフツ時代の装飾品も展示されていますけれど、
陶器や、食器などを見ても、洗練されているなぁと言う感じがします。

で、今回の展示の中で一番気に入ったのが、
アルトゥラス・ヴァン・ブリックルのローレライという作品でした。
アール・ヌーヴォーが好きな私は一目で気に入りました。

建築界の巨匠、フランク・ロイド・ライトの手がけた家具も置かれています。
最近Wikiで巨匠といわれるライトも結構壮絶な人生を歩んでいたのだということをしる。
建築は絵画と違って、作者の感情が直接伝わって来にくいと思うのだけれど、
それでも、物を作り出す人間も感情を持った生き物だから、その時にどのような背景があったのかを考えて建築を見てみるというのも面白いかもしれない。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

原研哉「白」@ginza graphic garelly [ART]

銀座のgggにて開催中の原研哉「白」展に行ってきた。
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/index.html

デザイナーの原研哉さんが白をテーマに色々な展示をしている。

最近の仕事「KENZO POWER」のデザインだったり、携帯電話のデザインだったり。

地下には、以前21_21sightで展示されていた水を扱った展示もありました。

偉大なるインテリアデザイナー倉俣史朗氏(吉岡徳仁の師匠でもあります)は、生前

「ガラスが一番キレイな瞬間はいつか」とガラス職人にたずねたところ、職人は
「それは、ガラスが壊れる瞬間です」と答えたそうです。

今回の展示を見て、水が美しい瞬間というのもガラスと同じように、形が変わる瞬間なんじゃないかと勝手に思うようになりました。

撥水性の生地の上に水が流れていく様子はとても不思議でもあるのですが、障害物にぶつかって形が変わる瞬間というのは本当にハッとするとことがあります。


ちなみに、自分は「白」という色は正直言うと好きではないのです。

なぜかというと、白を見ていると落書きして汚したくなるからです。

白というと、一般に病院の色とされていますけれども、白が持つ「喪失」という意味から、活力をそいでしまうとして、最近では、白はあまり使われなくなっているようです。

それから、白はinnocentという意味もありますね。


ちなみに、自分が好きな色は「青」です。

この、自分が好きな色というのはおおよそ生まれ育った地域によって、大体変わるそうで、
例えば、
九州・・・ベージュ
近畿・・・黄色
中部・・・黄緑
関東・・・コバルトブルー、紺
東北・・・水色、グリーン
北海道・・・紫

となると、照明デザイナーの方から聞いたことがあります。ちなみにこのように変化するのは、太陽との距離によって届く光の種類が異なるかららしい。特に日本は南北に縦長なので、こういうことが起こるそうです。

そういえば、gggの入口に日本で先行発売されるKENZO POWERがあったので、試してみたら結構良かったのでつい買ってしまった。(梔子のにおいを薄めた感じでしょうか)
実はこういうちゃんとした香水を買うのは初めてで、何でかというとにおいがきついからです。元々日本人は欧米人に比べて体臭が少ないためにあまり強い香水を好まない傾向がある(それと同じ理由で日本ではパフューマーよりもフレーバーリストのほうに重きを置いてるのだけれど)。
今回のはオードトワレだけれどもやわらかい香りで、しかも男性用の香水として売り出すそうなので(でも女性でも使えそう)、自分もその一員となってみたわけです。
http://kenzopower.jp/
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

Second Nature @21_21 sight [ART]

吉岡徳仁氏がディレクションしているSecond Nature展に行って来ました。
場所は六本木のミッドタウンの21_21sightで、これは安藤忠雄の設計です。
http://www.2121designsight.jp/schedule/second_nature/outline.html

そういえば、21_21sightに入館するのはこれが初めてでした。

もちろんお目当ては吉岡氏のインスタレーションでしたが、意外な発見だったのが、
ロス・ラブグローブの作品。
彼の作品はダンサーの森山開次氏の映像作品と同じ場所にあって、どうしても、動きのある森山氏の作品の方に目が行ってしまうのだけれども、ラブグローブの作品ももっと見られるべきだと思う。

彼の作品は骨組織の成長段階ごとに立体化させているのだけれども、その空間がとても面白い。どの段階も異なった特徴を有しているし、このような複雑な空間をどのようにして作り上げたのか、(ただ単に下から積み上げたのではなく、いろいろな方向から積み上げているようだ)見れば見るほど面白い構造になっている。

後で調べてみたら、有名な方だそうで、Taschenの「Designing the 21st century」の中にも登場していました。
ロス・ラブグローブはこんな人だそうです。
http://www.c-channel.co.jp/jp/competition/etc/index.php?id=257&cid=5


お目当ての吉岡氏のインスタレーション。

とりあえず圧巻です。天井からつるされたファイバーはその名の通りに雲のよう。
その中に(ミョウバンだと思われる)結晶で覆われた椅子などが展示されている。

何故ミョウバンかというと、コスト的に安い上に、簡単に単結晶が得られるからです。
一般的に極性の高い溶媒を使うと単結晶のようなきれいな結晶が出ますが、時間がかかります。一方で極性の低い溶媒を使うと、短時間で出てきますが、あまり結晶がキレイに出てこない。

ということで、後で買ったカタログを見る限りでは吉岡氏も結構スクリーニングをしているようです。

水槽の中にある椅子は、本当にきれいでした。
自然は美しいです。結晶で言うと、ミョウバンよりも硫酸銅(写真)
ryuusanndou.jpgの方がすきなんですが、硫酸銅は毒物なので。。。

水槽から出してある椅子もありましたけれど、どうしても空気にによって乾燥したりして結晶は壊れだすので(もちろん処理はしているとおもいますが)、やはり溶媒の中にある椅子の方が好きです。


それから、WaterBlockという水面に出来ている僅かな波が発生している状態をそのままかたどったような椅子も展示してありました。

これは材質は特殊なガラスだそうですけれど、よく見ると薄い黄色が混じっているので、ポリマーじゃないのかな?なんて思ったりするのですけれど。

それから、気付く人は気付くかもしれませんが、このインスタレーションの空間は若干においがします。恐らく接着剤のにおいだと思うのだけれど。。自分はその化合物をよく知っているので、換気がされていないとちょっとヤバイのではないか?と思ったのだけれども、閉鎖空間ではないから大丈夫なのか?と、勝手に思ってます。

ちょっとそのにおいが気になった部分がマイナスですけれども、見に行く価値はあると思うので、見に行くことをお勧めします。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

松井冬子常設展(既に終了) [ART]

これは少し前の日記です。あしからず。

-----------------------------------

今日は午後から靖国神社の近くにある成山画廊に行ってきた。

というのも、松井冬子の常設展を行っているからである。

http://www.gallery-naruyama.com/exhibition.html

今回展示しているのは、NHKで放送された際に制作していた絵や、ドローイングが何点か飾ってあった。

ちなみに、その内容はニコニコで全部見られるので興味のある方は「松井冬子」でタグ検索すればでてきます。

で、成山画廊というのは行った人にしか分からないけれど、ビルの一角にあり、所狭しと作品が並んでいる。

今回は画廊が開いてからまだ時間が経っていなかったので、それほど人はいなかったけれども、7人くらいが入ったらぎりぎり見て回れる程度の広さしかないので、
今回ゆっくり見れたのはよかった。

で、感想だけれども、図録で見るのと、直接見るのではやはり迫力が違う。

今回は製作過程の段階のドローイングもあったのだけれども、事細かにどういう物を加えるのかを書いてある。

これを見ると、画家というよりはファッションショーでモデルの演出を担当する人のように見えてくる。

分かっていたことだけれども、やはり色々考えて作っているのですよね。

で、その後で完成した作品を見てみると、よく出来ているよなぁと改めて感心する。
絵の大きさにもビックリする。


で、私が画廊で作品を見ているときに、たまたまその画廊にいた人とオーナーの成山氏が商談の話をしていた。

前行った時は成山氏はパソコンで作業していて、たまに電話で画廊を出ることがあって、実際に話をしているのを見るのは初めてだったので、少し新鮮だった。

いつの間にか、画廊の中に私と、先ほど商談していた人しかいなくなっていたので、これはチャンスだと思い、今回展示されているドローイング(販売している)がいくら位するのかを聞いてみた。

すると、成山氏はとても丁寧に名刺を渡してくれた。

まさか名刺を渡されるとは思っていなかったので、名刺を持っていないことのお詫びをしました。

で、日記などで書かないことを条件に教えてくれた。(知りたい方は直接成山氏に聞いてください)

(金額を聞いて)やっぱりそれぐらいするのね、売れっ子の人だと。。。

しかし、頑張れば何とかなる金額だった。

だけど、例えそれを買ったとしても、今の自分が住んでいる空間は松井冬子の作品を飾るほどのものではない。

だから、断りました。

いずれ自分が独立して設計事務所を作るときに松井さんの絵を飾ろうかななんて思ってますが。


成山氏の名刺はかすかにAmber系のにおいがしました。


それから10月25日から12月14日まで松井さんが生まれ育った静岡県にある平野美術館で展覧会が開かれます。

サイン会もあるそうですが、残念ながらその日は予定が入っていたりするので、松井さんを生で見るのはまだ先の事になりそうです。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

「井上雄彦 最後のマンガ展」@上野の森 [ART]

に行ってきました。仕事帰りに。
1.jpg
この展覧会を一言で言うとバカボンドの最終話を美術館でやってしまおうという企画である。だから最後のマンガ展というタイトルがついている。

バカボンドは途中までしか読んでいなかったが、宮本武蔵の生涯は大体知っていたので特に問題は無かった。

だけど、全部読んでいたならばもっと楽しめたのかもしれない。

マンガといえば私の場合、普段はコンビニで図々しく立ち読みして読む。もしくはお気に入りのものであれば単行本を買って読むかのどちらかであるが、
今回のような美術展といった広い空間を使ってマンガを見せるのは新しい試みだと思う。

マンガ展というだけあって、馬鹿でかいコマがあったり、手書きのコマなどがあったりと非常に盛りだくさんだった。

単なるマンガの一話というよりも、全部ひっくるめて一つの作品のような感じだった。

そして、木刀が置いてある部屋ではなんともいえない気持ちになり、涙が出てきてしまった。(ネタばれになるので詳細は控えさせていただきますが)

このような新しい試みはこれからもっとやって欲しいものです。でも画力が無いと出来ないですよね、このような形式は。

個人的にはGantzでやって欲しい気がしますが、内容が内容なだけにちょっと無理かなぁ…(グロイ部分があるので)


この展覧会は普通の展覧会とは違って、日中は1500円で平日の夜は(6時以降)1800円で予約制である。また、休日も完全予約制のチケットである。
今回私は夜の予約制チケットで行ったのだが、非常に快適に見ることができたので、もしこれから行く機会がある人がいるならば、休日よりも平日の夜に行くことをお勧めです。ちなみに7/6までですのでお早めに。

詳しくはこちらのHPを見てください。
http://www.ueno-mori.org/special/2008_inouetakehiko/index.html

で、売店にT-シャツが売っていたので買ってしまった。
2.jpg
3000円也。ちょっと高いが、ここだけの限定発売だし、ポップな感じでいいですなぁ~
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

カミーユ・クローデル [ART]

最近カミーユ・クローデルという女性彫刻家の本を読んだ。
タイトルは『カミーユ・クローデル~天才は鏡のごとく~』である。






彼女の存在を知ったのは日経ビジネスのBookReviewだった。http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070508/124342/?P=1

その2ヶ月前にフランス旅行してオルセー美術館やロダン美術館で彼女の作品を見てきた私としては、もっと彼女の存在を早く知っておけば…と後悔したものだった。

美術館にある無数の芸術品の中でカミーユの作品で印象に残っていたのは『分別盛り』という作品だ。分別盛りとは「いろいろと経験を積んで知識も有り、世の中の道理がよくわかっている年ごろ。」のことであり、主に中年のことを指す。

彼女が作った分別盛りという作品は2種類あるのだが、どちらも一人の中年の男が老いと若さの象徴にの狭間で揺れ動いている作品だが、一つはちょうどジレンマ状態なのに比べて、もう一つは既に老いの象徴である悪魔に取り込まれてしまっている(写真) bunbetu2.jpg

今回読んだ本ではそれがロダンとカミーユの関係を表しているということであり、これまで知らなかった彼女の生き様を垣間見ることが出来た。

彼女はまだ珍しい女性芸術家の中で最近まで埋もれていた存在だったようであるが、最近再評価されているようである。

彼女の場合、きちんとしたパトロンがいなかったために、作品の制作を満足に行うことが出来なかったことと、彼女の生来の気性が原因で精神を病んでしまったのだが、

彼女の弟で戯曲家でもあるポールがこのような文章を記している。

「芸術家というのはきわめて危険な天職で、それに耐える人はほとんどいない。芸術に召される人はとびきりデリケートな精神を持っている。彼らはその想像力と感性ゆえに容易に心のバランスを崩し、不安定な人士を歩みやすい。芸術家という天職が天の恵みとなるのはごくまれのことである」

カミーユはロダンという鏡に対してのさび付いた裏の面として存在するとポールは記している。

しかし、芸術作品というのはゴッホのように本人が生きている間にはほとんど評価されなかったものが、今では高い評価をされるようになってくるものもある。

カミーユの作品もそうだろう。次回フランスに行く時には作品を予習してから行かないとだめだなと、痛感したひとときだった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

芸術の価値 [ART]

最近話題となっている話について。

サザビーズのオークションにかけられたフィギュア、16億円で落札
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080515_lonesome_cowboy/

芸術の価値というのは人それどれだというのが私の考えであるが、より一般的な芸術の評価の一つとして、賞を受賞したり、高値で取引されるということが挙げられる。

今回村上隆氏の作品に16億円という値がついた。
jap1_lonesome_m.jpg
村上氏はルイ・ヴィトンとコラボレーションしているので、その時に目にした人もいるだろう。彼の作風は一言で言ってしまえばオタク系になってしまうが、今問題にしているのは彼の作風ではないので、それについて書くことはやめておく。

果たしてこの値段がこの作品の価値なのだろうか?
残念ながら私はアートの値段がどれほどのものかを知らない。

そこで、コンセプターの坂井直樹氏に聞いてみた。坂井氏はこんな人
坂井氏のHP
http://sakainaoki.com/

坂井氏が毎日更新しているblogデザインの深読み(様々なデザインについて書かれているので非常に面白い。デザインが好きな人にはお勧め)
http://blogs.yahoo.co.jp/sakainaoki1947

のコメントで今回の件を聞いてみた。

すると、このようなお返事をいただいた。

--------------------------------
興味深いご質問ありがとう!
マークニューソンや村上隆さんなどのプロダクトやアートが高額な投資対象になっているようですね。
欧米のバブルが長期的に続いてきたことも原因の一つかと推測しています。
土地や株などと同じように価値を操作している可能性もありますが、
もう少し時間が経たないと、この価値の正当性はわからないような気もしますね。
一緒に見守っていきましょう。
--------------------------------

ちなみにマークニューソンとは
http://www.marc-newson.com/

473780536.jpg
写真のような椅子は有名ですよね。

坂井氏もやはりこの結果には素直に受け入れがたいという感じだろうか。

私が危惧しているのはこの作品が日本で今一番熱い作品だと海外の人に受け止められないか?である。

恐らくその可能性はそれほど大きなものではないだろうけれど、今必死になって芸術家の道を歩んでいる人にとってはこのニュースは複雑なものがあるのだと思います。
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

松井冬子 [ART]

松井冬子という画家を知ったのは2006年の冬のことだった。

VogueJAPANという女性ファッション雑誌の2006 WOMEN OF THE YEAR選ばれた時のインタビューを目にした時が最初である。その時の写真を見て、まずその美しさに驚き、画家であるということを知って再度驚いた。当時芸大の日本画専攻の博士課程を終了していた頃だと思う。
k215413039.jpg

それから、この人がどのような絵を描いているのかが気になって色々調べてみた。
いくつかの作品を見ていてピンと来た。椎名林檎を知ったときの感覚に似ているのだと。椎名林檎の曲を初めて聞いたとき…それは『歌舞伎町の女王』というタイトルからして破壊力が大きいのだが、、
『女になったあたしが売るのは自分だけで同情を欲した時の全てを失うだろう』
という歌詞の一節を聞いた時に言いようの無い孤独と虚無を感じた時の感覚に近いなと。

その後椎名林檎に関する自伝的な本を読んで、彼女自身の身体的な劣等感や女という存在は男よりも劣っているのだということに対する劣等感からにじみ出る感情が歌詞に表れていることを知る。そして彼女に同調するファンが生まれる。

松井冬子の作品が女性の共感を誘うのも椎名林檎のそれと似ているのではないのだろうか?と考えている。

女性は男性に比べたら失うことは沢山あるだろう。例えば初潮を迎えることによって身体的に子供から大人になり、さらに処女を失うことでさらに大人になる。と、ここまで書いてみたが、私自身は男なので、女性がこれらのことをどのように受け止めているのかはわからない。あくまで推測に過ぎないが。

つい先日ETVで放送されていた『痛みが美に変わるとき~画家・松井冬子の世界~』という放送をニコニコ動画で見ることができた。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3105256
残念ながらニコニコではアニメなどがメインとなってしまっていて芸術に関する動画はほとんど見当たらないのが残念なのだが、このようないい放送は是非見てほしいものだ。

私は日本画を書いたことが無いので、どのような過程であのような幽玄な絵になっていくのか興味深くみていたのだが、完全にアナログではなく、デジタルな物も使って製作していることが興味深かった。このような方法はいわゆるご法度といわれているようなのだが、時代が変われば技法も変わるし、その時代にあった技術を使ってより作品のクオリティーをあげることが出来るのならば、これまでの作法に迎合することは無意味だと感じているという姿勢が見られて良かったと思う。

で、この放送の中で彼女の作品に関する分析を数人の教授がしているのだが、私はあまり好きではない。そもそも芸術というのは見る人によって印象が変わるものであるし、こうあるべきだ、と決め付けるものではないからだ。作品を作る人の思いというのもあるかもしれないが、作品が作成者の手から離れた瞬間、それは見る人のものになる。
と、書いときながら、自分も分析しちゃいましたけれどね。

今は画集を買おうかどうか迷っている最中であります。

松井冬子のHP
http://matsuifuyuko.com/

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。